本栖湖修行(2010.2.6)
眠らない湖と言われる本栖湖。簡単には釣れないが、近年は幻になりつつあるモンスターブラウンや大型のイワナ、そしてブルーバックレインボーの美しい魚体に魅せられて通うアングラーは少なくない。又、湖畔に人工的な建造物が少なく透明度が高い湖はそれだけで釣人を魅了する。
更に、富士山を見ながらキャストを繰り返す1日は釣果が得られなくても気持ち良いものだ。
同行するY氏の寝坊により90分も寒い公園で待たされ、すっかり明るくなった本栖湖へ到着したのは9時過ぎ、山側の様子を見に行くと積雪はあるし日陰なので超寒そう。早朝は氷点下16℃まで下がったらしいが、この時は氷点下3℃なので少しはマシか(汗。
日陰は厳しいので陽だまりを求めて向かったのは小さなワンド。でも風が無く、サザ波が立つ程度では難しいかな?...と、思っていたら、人の話を聞いていたのか風が強くなってきた。ところが加減を知らない冬の風にミノーは虚しく戻される。
↓朝は静かだった湖面もあっという間に変わってしまった。
しばらくしてザザギさん登場~!どうやらポイントを物色している様子。とりあえず昼飯にしますか?昼は松風で本栖湖名物?の「鹿カレー」を注文する。スパイスが効いたカレーは冷えた体を温めてくれ自分好みの味。
鹿カレーは、鹿のウィンナーに燻製、そして鹿のタタキが付いて¥1000-也。ザザギさんは、これまた地元産の猪を使った猪丼を注文していた。表には獣を捌く道具があり、毛皮が無造作に置かれていた。
あれを見て猪丼をオーダーするなんて、やっぱり肉食系だったのか(笑。
↓運転が無ければビールが飲みたくなる内容。タタキは3切れあります。
↓ザザギさん注文の猪丼。でも表には...。
昼食後、さて何処のポイントへ入ろうかと道路から湖面の様子を伺い、なかなか良さそうな風が吹いてるワンドへ下りる。ところが道路から良さそうに見えた湖面も下りてみるとかなりの強風でルアーが飛ばない。この日はガイド凍結を考慮してナイロンラインを使用していたため、余計に飛距離が落ちる。時折スプーンを混ぜながら、又、ポイントも移動しながらキャストを続けるが反応は無い。まぁ、本栖湖だからと開き直って景色を楽しんでいると、Spoonistさん登場。今年に入って本栖湖では絶好調の彼だが、この日は良くないらしい。
辺りに夕暮れが迫る頃、ザザギさんが最後のポイントへ移動する事を提案してきた。
いいでしょう~、トコトン付き合いますよ~(笑。最後は積雪の中、歩かなければならないポイント。この日は長靴を忘れ、ウェーダーも濡れると凍るので手抜きしてウェーダー無しで釣行していた。足元が濡れると冷たいだろうなぁ~なんて心配をよそに、ズンズンとお気に入りポイントへ進むザザギさん。
自分達はあまり遠くへは行かない様にしてキャスト開始。薄暗くなってそろそろ帰る時間かな?なんて思っていたら突然の電話が。かなり離れて釣りをしていたザザギさんからヒットの連絡。う~ん、しょーがないなぁ。写真を撮りに行ってあげるから待っててね。
最後の最後まで実績ポイントで頑張ったザザギさんに本栖湖の神様が微笑んだ時でした。
↓頑張った大賞のザザギさん。バリバリに凍ってウェーディングシューズじゃなくて冬山の
登山靴みたいですね~(^◇^;ゞ あはは!
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