先日の奈良子は飲んでばかりいたので少し真剣に釣りをしようぜぇ~と、友人のS君を誘って「すそのFP」へ行って来ました。
S君は久しぶりの「すそのFP」で気合が入っています。
前に単独釣行した時は厳しい状況だったので気合が空回りしなければいいのですが。(^^ゞ
最近の「すそのFP」は本当に人気が高く、休日は多くのアングラーで賑わっていますね。当日は天気もまぁまぁで紅葉がとても綺麗でした。
受付を済ませて、いつもの日当たりの良い道路側インレット付近で実釣開始です。
下池は恐ろしいほど魚影が濃くてライズもあり活性が高い様に感じたので、早速新しく仕入れたミニシケイダーのサンスイオリカラを表層で引いてみましたが魚達の興味を引き付けるには至らず沈黙。ロッドを下げて少し潜らせても反応はありませんでした。
う~ん、まぁ、いつも同じルアーが釣れるとは限らないので早々にルアーチェンジ!
次も新たに仕入れたディープクラピー吉やオリカラー秋風を、やや早巻きで引いていると、ガツン!と大きなアタリと共にサイズは小さいけどブラウンがヒット♪
この時、S君もリッジディープ赤金でブラウンを連続ヒットさせていたので、自分もミノーにチェンジしようかと思ったらルアーケースを忘れ、ミノーの釣りは断念。この日はブラウンのミノーへの反応が良く、S君は暫らくミノーの釣りを満喫していました。
やっぱりミノーで釣れる魚は何となく嬉しいみたい。自分も同感ですね。
成熟していない小型の魚はクラピーに好反応です。
ところが、1時間もすると反応は渋くなり放流後も時々釣れる程度でパターンが掴めないまま昼を迎えました。
午後から時々風が出てきて落ち葉が水面を賑わす様になると、池がざわついて少しずつ活性が上がって来たみたいなので、ザンマイ新作を投げてみましたが横風にも負けずに飛んで行きます。飛距離も出るので広いポンドでは武器になると思います。それに大きいルアーは大物を期待させてくれますね。
今日は重いルアー用にパワーエアスティックにXテックス4lbの組合せを用意したので、久しぶりにTOMツチノコ45を使ってみました。
サイトで釣りをしていると、超デッドスローのウォブリングに今までボケ~っとしていた魚が、ユラユラ~っと追尾して何かのキッカケを与えると、パクって喰いつく姿が面白くてハマってしまいました。
前にも記事にしたスピードを少しずつ上げて喰わせるテクニック。この日の魚は比較的浅いレンジで活性が高かったため、魚の反応を見ながら練習が出来ました。これがマッディなポンドでも水中を想像して出来る様になれば釣果upに繋がると思います。
又、デッドスローが基本のハンドメイドを使いこなすには、この技術を習得する必要性を感じました。
大きいルアーに反応がいいので、これまた久しぶりに投げてみるTOMのデッドン♪
このルアーをキャストする時は、いつも緊張して脳味噌からヘンな汁が出てくる様な感じです。
ドキドキドキ....。
キャストしてスローで巻いていると、元気なすそのの鱒にロックオンされ追って来ます。
ドキドキドキ....。少しスピードを速めて...喰うか!喰うぞ!その瞬間、ありえないスピードで、デッドンを回収しているヘタレな自分が居ました。
(^◇^;ゞ あはは!やっぱり、ここで使うのや~めた。
この日はシルエットが大きく、スローで巻けるツチノコ45が絶好調でラインチェックは毎投行っていましたが、物凄く元気な魚が掛かり一気に走られ、その先には鱒の群れが...。
偏光レンズ越しに撮ってみました。
ブレイクラインにウヨウヨいる魚が見えますか?
魚がラインに触れる感触が伝わって、おぉぉ~!何だよぉ~と思った瞬間、ロッドのテンションが抜けてラインが風に...。
ぐわぁ~!切れた!!
この日、ラインが切られた場所は、数cmに渡ってザラザラになっており、群れている魚の体でラインがこんなに痛むのでしょうか?ブレイクした時は全て魚の群れに走られた時でした。休日で釣り人が多く、迷惑にならない様に少しだけドラグを締めた所為もありますが、あのザラザラは何で出来たのか...。S君は魚がラインを喰ってるなんて言っていましたけど。
実はこの日、スプーン用のBWS-701T+Xテックス2.5lbで使っていたJun30FDと、TOMバレット35も、同様のバターンで切られていたため、ルアーを取られるのがイヤで、こっちのタックルは途中封印していたのに(涙。
本日、3個目のロストにルアーを巻いているのに、自然と目はキョロキョロしてルアーを捜索しています。ところが、この日は風が強くなってポンドには枯葉がいっぱい浮いています。
枯葉がみんなルアーに見えちゃいます。
枯葉の溜まりを見つけると、釣りを中断してルアーを探しに行く、女々しいアングラーになってしまいました(汗。
大切なルアーを3個もロストして気の無い釣りをしていたら、突然持っていたロッドが曲がると同時にドラグが激しい音と共に、どんどん出るじゃないッスか。反射的にアワセを入れて対応した後もイグジストのイヤらしいドラグ音がポンド中に響いて止まりません。
今までの経験から、この引きはイトウだと思いました。
ドラグが出続けているのも構わず、リールをどんどん巻いていると突然軽くなりバレた!と思ったら、掛かった魚が自分の方向に走ってくるじゃありませんか。チャンス!リールを精一杯早く巻いて寄せに入ろうとした時、ユラ~っと白っぽい魚体が一瞬見えました。
デカい!!過去に経験が無いほどデカい。WLのネット幅2個分は超えている。ポンド中の視線を感じながら、さらに寄せ様とロッドを煽った瞬間、ヤツは再び沖に向かって走り出した。ウォ~!止まらん。真直ぐ沖へ走っていくヤツの正面には杭が。
まるで計算された行動の様に、ヤツは杭を回り込んでしまった。
自分も移動しようとしたが、ヤツが走ったのが正面だったため、隣の釣り人は釣りを再開している。
そのまま硬直状態に入ってしまった。時々、ラインと杭が擦れるギギっと鈍い感触とググッ~と、ヤツが動く感触が伝わる。
少し緩めれば、ヤツの方から移動するかな?と思い、ロッドを緩めようとした瞬間...切れた!
ヤツが残した腕の疲労感と、脱力感だけが残り、この日4個目のロストとなった味零は見つける事が出来なかった。
何だか、ヤル気が無くなって放心状態でベンチに座っていると、突然の強風にS君の椅子が倒れてロッドが下敷きになって、ありえない方向に曲がっている。
折れた!S君、呆然...。
お気に入りの
カーディフストリームリミテッド56ULが、継ぎ手の少し下からポッキリ。
本人には悪いけど、ルアーをロストした事なぞ忘れて大笑いさせて頂きました(爆。
S君、今日は二人とも運が無いから事故に気を付けて帰ろうよ。。。と、乗った東名は渋滞27kmでした(涙。
でも、久しぶりに「すそのFP」のパワフルな魚に遊んでもらって充実した1日でした。
でも、休日に「すそのFP」で釣りをするタックルは考えなきゃいかんなぁ。