何故?ハンドメは高いの?
ナチュログのブログ記事と、あるハンドメイドビルダーの記事の内容が同じだったので、自分もそのテーマでコメントを書かせてもらいたいと思います。
ハンドメイドルアーを使っていて一番良く聞かれるのが、値段が高い!と言う事と、手に入り難い!という意見が最も多いです。
まず、値段が高いと言う意見ですが、多くの人は大手メーカーの機械化された工場で作る大量生産のルアーと比較して高いと感じていると思います。まぁ、これは少し考えれば直ぐに判る事ですけど、同じハンドメイドと呼ばれるルアーでの価格差ってどこで生まれるのでしょうか。
尚、一部のハンドメイドでプレミアが付いたりして必要以上に高額になっているルアーは除きます。
ハンドメイドルアーでも、作る形状や素材、単色なのかアワビ張りなのか、それとも銀箔仕上げなのか、価格を設定する要素は実に様々です。
単純に素材と言っても、ヒノキ等のウッド材を機械で削ったモノもありますし、バルサを手で1個1個削るモノもあります。
バルサを削るのではなく、型を作ってから発泡ウレタンや樹脂で作るルアーもあります。紙粘土製っていうのもありました(笑。
当然、バルサを削るよりは、固いウッドを旋盤で削ったり、型を作っておいて発泡ウレタンで作る方が量産は可能になり、コストは下げられます。
アイを作るために、針金を曲げて作るモノもあれば、ヒートンを使って簡単に付いているモノもあります。
ウェイトだって形状によっては比重の重い高価なタングステンを使う必要もあるでしょう。
削ってからも、バルサの場合は素材が柔らかいので強度を出すために何回もコーティングする必要がありますが、樹脂なら少なくて済みますし、塗装の工程でも全く違います。
削ってからが凄く時間がかかるのがハンドメイドのコスト高になっている要素でもあるでしょう。
又、ルアービルダーの環境にも価格の違いは出ると思います。
例えば、管理釣り場用のルアーでしたら、普通はテストをするために釣り券が必要になりますが、管理釣り場の管理人や従業員であればタダで出来ると思います。
又、専門でルアービルドだけで生活しているのか?副業でやっているのか?
利益率はどのくらいに設定しているのか?
ヘンな話ですが、ルアー製作だけで生活しているならば、都会に住んでいる方と地方に住んでいる方では生活費が違いますから、こんなところは価格に影響しないのでしょうか(汗。
ルアービルダーの方が、1年で何個製作出来るのか様々だと思いますが、仮に1ヶ月に100個作って、5,000円で売っているルアーの半分が利益だとしても、月給250,000円ですからねぇ。自分には無理です。ボーナスも無いし(笑。
昔、1,000円のハンドメイド製ルアーが売っていました。
見た目は、えぇぇ~、これが1,000円なのぉ~?って感じでしたが、凄く釣れたので高いとは感じませんでした。ところが、そのルアーの量産型が約半分の価格で発売されて、釣れ具合もハンドメイドと変わらなかった時はガッカリしましたよ(涙。
もうひとつの手に入り難いという問題ですけど、確かに製作の絶対量が少ないビルダーは居ますね。
噂では6年待っているなんて聞きましたが、こんなビルダーは論外です。
一般的には2~12ヶ月待てば手に入ると思います。但し、ショップではなく、ネット販売されている方も多いので色々と調べて問合せをしてみると良いかと思います。
釣りは職業漁師を除いて趣味の世界ですから、どの様に楽しむかは色々だと思います。
又、趣味は自己満足の世界なので拘りがあってもいいんじゃないかとも思います。
モノに対する価値観は人それぞれですからね(笑。
だから、カミさんには釣り道具の値段はいいませんよ(汗。
特にハンドメは着払いじゃなく銀行振込にします。もし、不在の時に来られたら困りますしね。
着払いでも、期日と時間は指定にして絶対に在宅の日に届けてもらいます。宅急便の人はいつも同じ人なので玄関で大きな声で金額を言うなよ!って念を押しています。(^◇^;ゞ あはは!
ルアービルダーの方は、ユーザーに価格が高いなんて感じさせない程、
爆釣するルアーを考えて下さいね~♪ (._+ )☆\(-.-メ) おいおい!
関連記事