秋の夜長
台風の影響で満足な釣りが出来なかった9月。
まぁ、今月は色々あって釣りをする気分になれなかったので丁度良いと自分に言い聞かせた。
くも膜下出血で緊急搬送された女性が亡くなった。
後輩が大切に想っていた女性。なかなかプロポーズする勇気が出なくて酒の肴になっていたものだが、後輩が気持ちを伝える前に逝ってしまった。まだ若いのに悲し過ぎる結末。
また、面倒見の良いその女性は自分の友人達にも大変慕われており、後輩や友人の悲しみが痛いほど伝わり幾度となく目頭を熱くさせてしまった。
2011年9月20日午前10時、1942年から69年間原油処理を続け戦後の日本経済を支えてきた製油所の灯が消えた。
原油停止の操作を見守る大勢の従業員の中には定年間際の先輩が必死で涙をこらえていた。自分もその歴史の中で33年半しか働いていないが数え切れないほどの思い出を残してくれた。
ただ、製油所の閉鎖は今まで一緒に働いていた仲間との別れも伴う。
本当に仕事も遊びも一生懸命だった。ありがとう。
同じ職場で働いた先輩、関係した仲間で閉鎖となる製油所を偲んだ。
9月21日は菅井の5回目の命日。
ひとり彼の墓前に座り語りかける。墓石には「想」の文字が刻まれている。秋の夜長は誰かを想って過ごす時間が多いが辛い事の方が多い気がする。
娘から彼と会って欲しいとの連絡があった。自分で学費を稼いで夢を叶えた娘も30歳になったが、やっとその気になったらしい。
どんな顔して会えばいいのか判らないけど、とりあえず酔わして本音を探ろうと思う(笑。
さぁ、来月から気分一新!職種は変わらないけど新しい職場なので今までの自分のスキルが問われるけど、仕事も遊びも一生懸命を忘れずに頑張ろうかな。湖の秋パターンも楽しみだなぁ。
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