芦ノ湖(2011.4.2)
あの震災から約3週間が経過し、友人の長男が津波で亡くなったと知りました。掛ける言葉を捜す無口になった自分に、「同情や励ましの言葉よりも、何か楽しい話をしてよ」という彼の言葉に励まされてしまいました。
そうだね。釣りに行って来るよ!
久しぶりの芦ノ湖はまだ肌寒く、あの日から時間が止まってしまったかの様でした。でも、絶対に春は来るぞ!と気合いを入れる。ポイントは東岸のシャローポイント。バックスペースが広いこの場所はフライマンに人気のポイントだ。
一番でポイント入りし、接岸した公魚を狙いに射して来るであろうブラウンを手前から丁寧に探るが反応は無い。しばらくすると、フライマンに囲まれ管釣り状態。前にしかキャスト出来ない程の近距離に、それは無いでしょ?と思いながらもポイントを譲った。
ザザギさんから明らかに60upのブラウンのチェイスがあったけど喰わせられなかったとメール。フッキングさせて無いならまだチャンスはあるかとポイントへ向かった。いい感じで風が当たっている。小さな湾状になっているポイントを横移動しながら探りをいれていると、コン!という当りと共にグイグイと生命反応。同行のY氏に写真を撮ってもらおうかと振り向くと電話中~(笑。
しかし、少し寄せたところでガン!ふっ!と連続した手応えと共にラインが宙を舞っていた。しばし呆然するが煙草で気を落ち着かせラインを見ると岩で擦れた様なギザギザが。続いて浮いて来るかとルアーを探すが見当たらない。謎の怪魚にBeatup130グリーンゴールドアルミアワビ奉納。
このポイントも諦め次のポイントへ。だいぶ湾内に近付いたのでローボートの姿も見える。暮れにバラした思い出の場所だが、キャストしようと思っていた杭周りにはローボートがアンカーを固定して強風に耐えていた。そこポイントなのになぁ。
釣果はありませんでしたが、久しぶりの釣り&ドライブとポイントから駐車場までの遊歩道で少しだけゴミ拾いをして、空き缶4個、ペットボトル3本、プラスチックゴミ少々の収穫に気持ち良い半日を過ごせました。
仕事で気が張り詰めて毎日の眠りが浅く、睡眠不足の釣行でしたが久しぶりに疲れてぐっすり寝る事が出来ました。
やっぱり遊びと仕事のバランスは大切にしなきゃね(笑。
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